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花粉症

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本格的な花粉症の時期がやってきました。私も、季節の変わり目や花粉が飛んでいる時期は、皮膚かゆくなり、肌の調子も悪いです。今は、花粉症ではないよと言われる方も、成人してから発症するケースも少なくないようです。発症していない方は予防して、もうすでに花粉症の方は、少しでも快適にこの時期を過ごしたいですね。

1.花粉症とは?どうして引き起こすの?

アレルギー性鼻炎のうち、通年性アレルギー性鼻炎と季節性アレルギー性鼻炎に分類され、花粉症は後者に当てはまります。鼻炎とはいいますが、アレルギー性結膜炎も併発していることもあります。
 花粉症とは、その名の通り、木や草の花粉(抗原)がなんらかの理由で体内に入り、アレルギー反応を起こす、いまや日本人の4人に1人が発症していると言われる「国民病」ともいえるものです。
これまで、花粉症は、10~20歳代で発症することが多いとされていましたが、近年では、低年齢化が進み、5歳未満での発症も多くなっています。
                           出典:http://kafun.taiki.go.jp

2.花粉症の原因は?

日本で、花粉症の原因となるのは、スギ花粉が最も多く、そのほか、ヒノキ、イネ、ヨモギ、ブタクサなどさまざまです。地域差はありますが、花粉症になる方は年々増えています。
それでは、なぜ日本は杉は多いのでしょうか。
時代は、戦中までさかのぼります。戦中・戦後は物資が不足しており、資材、燃料としての過度の伐採で森林が荒廃しました。全国的に、はげ山が広がり、台風等により度々各地で甚大な災害が発生しました。また、昭和35年の所得倍増計画、その後の高度成長期における薪炭材の需要低下と、住宅建築などに伴う用材の需要増大により、天然林から人工林への要請が高まりました。日本での固有樹種で加工しやすく、幅広い用途に使用できるスギが好んで植えられてきた結果、森林の約4割が人工林で、そのうちの4割がスギ人工林になっています。
                        出典:農林水産省http://www.maff.go.jp

2.どんな症状?

目:かゆみ、涙、充血
鼻:くしゃみ、鼻水、鼻づまり、
その他:皮膚のかゆみ、のどのかゆみ
 上記のように、さまざまな器官に症状が出ます。

4.対策と治療

対策としては、まず、体内に花粉を取り込まないことが必要です。
・メガネやマスクの装着
・花粉が多く飛ぶ時期には洗濯物はなるべく外に干さない
・出かけるときには、花粉の付きにくいナイロンなどの素材を使った洋服の着用
・窓や扉はなるべく閉めておく
・帰宅時は、衣服や髪の毛をよく払う
・室内に入るときには、手洗い、うがいをする
 上記のことが、自身でできるセルフケアになります。
治療としては、
 症状を「対処療法」と完全に治すための「根治療法」があります。
 対処療法:内服薬、点鼻薬、点眼薬を使用した薬物療法、レーザー手術
 根治療法:免疫療法

5.花粉症に効く食べ物ってあるの?

残念ながら、これを食べれば、症状が良くなる、花粉症が治るという魔法のような食べ物はありません。
普段から、いろいろな食材を普段の生活に取り入れ、花粉症に負けない体作りをしましょう。

  • ビタミンACE
     ビタミンA:活性酵素を除去して細胞の老化を防いだり、皮膚やのど、鼻、
           消化管の粘膜を保護する
           レバー、緑黄色野菜、うなぎなど
     ビタミンC:抗酸化作用を持ち、皮膚や細胞のコラーゲン合成に関与する
           生果物(キウイフルーツ、いちごなど)生野菜(パプリカ、パセリ、
            芽キャベツなど)
     ビタミンE:抗酸化作用があり、活性酵素を抑え、体内の不飽和脂肪酸に酸化を
            防ぐ
            枝豆、落花生、ホウレンソウ、にら、モロヘイヤなど
  • 食物繊維
     食物繊維:水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、どちらも便や腸に働き
            かけ、調子を整える作用がある
            穀類、豆類、野菜類、海藻類、根菜類など
  • 乳酸菌
     乳酸菌 :腸内のバランスを改善する
            ヨーグルト、乳酸菌飲料など         

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