健康

便秘のこと。

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毎日、便通はありますか。
「便秘は万病のもと」ともいわれるように、便秘が悪化するとさまざまな症状や病気を引き起こすことがあります。
そんな便秘について、今日はお話しします。

1.便秘とは

便が腸内に長時間留まり、便の水分が腸の壁から吸収されて硬くなり排便が難しくなる状態で、一般的には3日以上排便がないときや便が硬くて量が少なく残便感がある状態のことを便秘と言います。

2.どんな人がなりやすいの

①女性
 女性特有の、排卵と月経によるホルモンの影響で大腸の動きが弱くなり、便秘を起こす状態になります。また、男性よりも筋力が弱いため、大腸の活動も活発でないこと、ダイエットなどで便の量自体が少なくなることも便秘の原因となりやすいです。
②ご高齢の方
 加齢とともに、大腸の活動も弱くなり、便意が起こりにくくなります。それに加えて、食事の量が少なくなったり、食物繊維や水分不足も起こりやすく、便秘を引き起こしやすくなります。

3.便秘の原因

便秘の原因としては、
①朝食を食べない  
②腹筋が弱い
③ホルモンの作用
④無理なダイエット
⑤ストレス
⑥偏った食事
   といったことが上げられます。  

 4.便秘と生活習慣

①朝食はきちんとり、毎食しっかり食べましょう。
 食事を食べなかったり、食事時間に大きなばらつきがあるといった、不規則な食生活を送っていると、体のリズムが乱れるため大腸の働きも悪くなります。
 また、朝食後は、夜の間休んでいた胃に食べ物が入り、それが刺激となって腸も活発に動き出します。朝食を食べないと、その排便システムがうまく機能しないため、腸が動かず便意も起こりません。このような状態が長く続くと、便意を起こす自律神経が鈍化し、便意を感じにくくなって便秘が慢性化します。

②食物繊維の多い食品をたっぷりとります。
 食物繊維は、消化・吸収されずに大腸まで達する食品成分で、便秘の予防をはじめとする整腸効果などが明らかになっています。
 <食物繊維の多い食品>
 玄米、豆類、さつまいも、さといも、こんにゃく、ごぼう、ふき、レンコン、アスパラガス
 タケノコ、キノコ類、海藻

③起きたときにコップ1杯の水分を。
 朝、起きてコップ1杯の水分をとると、胃や腸が刺激されて動き出し、便が出やすくなります。

④水分はしっかとりましょう。
 水分をとる量が少ないと、便が硬くなり腸内で動きにくくなります。

便秘の方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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