健康

骨粗しょう症

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突然ですが、日本は超高齢社会です。高齢化社会とは、全人口に対する65歳以上の人口が7%を超えている状態です。1970年頃に高齢化社会になって以降、高齢者の人口は増え続け、1994年には、全人口に対して、65歳以上の割合が14%を超える高齢社会に突入しました。2007年には、65歳以上の割合が21%を超える超高齢社会となったのです。
2008年には、人工減少が始まっていて、今後ますます高齢化率は進んでいきます。
高齢化が進むにつれて、骨粗しょう症の患者も増加しており、1300万人もの患者がいると推定されています。

1.骨粗しょう症って?

骨粗しょう症とは、単なる骨の老化現象ととらえる方もいますが、単なる老化現象ではありません。骨量の減少と劣化が特徴的であり、その結果骨がもろくなり骨折を引き起こす病気なのです。主に、閉経後の女性や高齢者の方に多くみられます。

2.なりやすい人って?

年をとると誰でも、骨量は減りますが、減りやすい体質や生活習慣によって個人差はあります。
骨粗しょう症になりやすい人は、
①女性
②遺伝
③小柄な人ややせている人
④偏食や過度のダイエットをしている人
⑤運動不足
⑥喫煙
⑦過度の飲酒
⑧骨折の経験がある
⑨肝臓や腎臓等骨以外に何らかの病気がある
  当てはまる方は、骨粗しょう症になりやすいタイプのため注意が必要です。

3.予防するにはどうするか?

骨粗しょう症の予防としては、
①成長期に十分な骨量を増加させておく
②女性では閉経後の骨量が減少しないよう維持する
③カルシウムをしっかりとる
④適度な運動を行う
      以上のことが大切だと言われています。

4.予防のための食事

それでは、骨粗しょう症予防のための食生活でのポイントって何でしょう。それは、
①カルシウムを多く含む食品をとる
 一日にとりたいカルシウムの量は、成人で600mg高齢者で800mgです。
 <カルシウムを含む食品> 
 〇牛乳・乳製品
  牛乳、ヨーグルト、チーズ
 〇海藻・野菜
  かぶの葉、小松菜、春菊、切り干し大根、ヒジキ
 〇小魚類
  干しエビ、きびなご、わかさび、たたみいわし
 〇大豆製品
  木綿豆腐、生揚げ、高野豆腐 

②ビタミンDとタンパク質も忘れずに
 カルシウムを体に取り込むには、カルシウムと一緒にビタミンDや適量のタンパク質をとる必要があります。
ビタミンDは、魚介類に多く含まれていますが、紫外線にあたることでも、皮膚で合成されます。  

③骨のためにはとりすぎ注意
 リンや食物繊維、塩分、アルコールなどのとりすぎは、カルシウムの吸収を低下させたり、排出させてしまうため注意したいです。
 上記のことが上げられます。骨粗しょう症にかからないために、日頃から食生活や生活習慣に気を付けたいものですね。

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