血圧のこと知っていますか。
血圧計は、スポーツジムや温泉施設などでもよくみかけますし、健康診断や病院を受診したときなど、一度はどこかで測定したことがありますよね。上の血圧が~、下の血圧が~と話すこともあると思いますが、血圧ってそもそもどんなもので、上や下というのは
どのような状態を指すのでしょうか。
■血圧とは
心臓は、拡張したり収縮したりを途切れることなく行っています。いわば血液を全体に送ったり戻したりするポンプの役目を担っています。
血圧は、「血管壁に与える血液の圧力」を示しています。
心臓が縮まって全身に血液を送るときの圧力のことを、収縮期血圧といい、一般的には上の血圧と言ったりします。心臓が拡張して全身から血液が戻ってきている状態、下の血圧と言われるのは、拡張期血圧のことを指します。
■高血圧って?
高血圧とは、その名の通り、血圧が高い状態です。高血圧続く状態のことを「高血圧症」と言います。高血圧症は本態性高血圧と二次性高血圧に分類されます。日本人の高血圧症の方のほとんどは本態性高血圧症ではありますが、原因はよくわかっていません。ただし、高血圧を引き起こすリスクが高い要因としては、
①塩分摂取過剰
②肥満
③飲みすぎ
④運動不足
⑤喫煙
⑥ストレス
上記のことが上げられます。
■低血圧って?
厳密には、定義されていません。血圧が低いこと自体は病気ではありませんが、低血圧によってなんらかの治療が必要となる場合を「低血圧症」と言います。低血圧症は
本態性低血圧症、二次性低血圧症、起立性低血圧症、食事性低血圧症に分類されます。
次回から、高血圧症・低血圧症について掘り下げてお話ししたいと思います。