前回のブログで、糖尿病ってどんな病気かについてはお話しさせていただきました。
生活習慣や食生活の改善って簡単に言われても、わからないし、そもそも何をどうしたらよいのかもわからない、糖尿病予備軍と言われてショックなのに、、、そんな思いもあると思います。 ⇒リンク糖尿病と言われたら。
では、ここからが栄養士の出番です(^^)じゃあ、どんなものを食べたらいいの?どうやって食べたらいいの?と思いますよね。まずは、基本の3つについてお話しします。
1.基本の3つをおさえましょう
食事の基本は、3つ。たったそれだけです。それは、「主食」「おかず」「野菜」を食べるこれだけです。あら、簡単!!と、これで、終わるとさすがになんだそれということになるので、一つずつご説明します。実は、これは、3大栄養素である炭水化物、タンパク質、脂質を上手く取り入れることをわかりやすくお話ししているものなのです。
2.基本の3つ
- 基本の3つ、まず1つ目は、「主食」です。ご飯、パン、麺類、いも、かぼちゃなどの炭水化物を多く含む食品のことを指します。
- 2つ目は、「おかず」です。これは、肉や魚、豆腐、卵、納豆といったタンパク質を多く含む食品のことを指します。
- 3つ目は「野菜類」です。野菜類とは記載してありますが、きのこ類や海藻、こんにゃくも含みます。ビタミン類やミネラル、食物繊維を多く含む食品のことを指します。
3.基本の3つにプラス2
基本の3つにあと2つプラスしたいものが、牛乳・乳製品、果物です。糖尿病になったら
牛乳や果物は食べたらいけないんじゃないか、思われる方もいるかもしれません。
とるタイミングや量さえ、気をつければ食べても大丈夫です。
骨や皮膚の健康ため、カルシウムやビタミンをとることは必要です。牛乳・乳製品や果物には、そのようなミネラルやビタミンが豊富に含まれているため、牛乳なら一日コップ1杯程度、ヨーグルトなら無糖または低糖で小1個、果物はバナナやりんご、キウイ、オレンジやそのときの旬の果物などなんでもかまいませんので、中サイズ1個くらいを目安に食べます。食べる時間帯は体を動かす時間、つまり朝か昼頃が良いです。
夜寝る前に果物を食べると果物の果糖という糖分が中性脂肪に代わりやすいため、
注意が必要です。
4.食事のコツ
基本の3つ+2つで食事の組み立ては分かったけれど、いつもそんなに用意はできないという方もいるのでは。ご飯と焼き魚と和えもの、サラダなど無理!と思われる方も多いと思います。食事は、1日3回、365日毎日のことになりますから、毎回、手の込んだ料理は難しいです。では、例えば、朝にごはんと具だくさんの味噌汁はどうですか?ミックスサンドは?具がたっぷりのチャンポン麺は?
このように考えると、基本の3つって難しくないですよね。
お昼は、コンビニやスーパーでおにぎりやパン、お茶とコーヒーで済ませていたけれど、コンビニやスーパーで購入するときには、おにぎりとサラダチキンやさけるチーズ、ゆで卵とサラダは購入できます。
サラダが難しければ、100%野菜ジュースを補助的に利用するのも一つの手です。
基本の3つを意識してとることって難しくないし、食べるものがなくなることもないのです。ご自身のライフスタイルあった基本の3つを探してみるのもよいです。
ゆるく、長く、楽しく食事をしていきたいですね。