汗をよくかいたり、おなかがすぐにすく人に「基礎代謝が高いから。。。」などと
日常会話の中で、基礎代謝という言葉を聞くこともあるかもしれません。
では、基礎代謝って一体どんなものなのでしょう。
1.基礎代謝ってなんだろう
人は、睡眠中でも呼吸し、心臓や脳を動かし、体温を維持しています。
基礎代謝とは、心臓や脳を動かしたり、呼吸をしたりするといった生命活動の維持、つまり生きていくために最低限必要な最小のエネルギー代謝量と定義されています。
基礎代謝は、個人差があります。成長するにつれて高くなります。ピークは、16~18歳前後です。その後は徐々に減っていき、40歳を過ぎると急激に下降します。
学生や若い頃と同じ内容の食事をしていると、体重が増加しやすくなったり、逆に無理なダイエットをすると、基礎代謝に必要なエネルギーすら補給されなくなり生命維持が危うくなる可能性もあります。
2.どうして基礎代謝は下がるのだろう
基礎代謝が低下する一つの理由は、筋肉が衰えて減少することです。また、同じ体重でも脂肪が少なく、筋肉が多い人は基礎代謝が高くなります。
男性と女性では、筋肉と脂肪の割合が違います。女性のほうが男性よりも筋肉が少なく体脂肪が多いため、基礎代謝も女性のほうが低くなります。
3.基礎代謝を高めよう
基礎代謝量は、性・年齢階層別基礎代謝基準値から算出することができます。
そして、算出された基礎代謝量をもとに個人に必要な栄養量を算出します。
基礎代謝が低くなると、体は飢餓状態に備えて、脂肪を蓄積しようとします。これが
太る原因の一つともなります。
基礎代謝を高めるためには、3食の食事とともに、筋肉をつけるために適度な運動を行う必要があります。
基礎代謝を高めて、太りにくい体づくりをしましょう。